住まいづくりの価値観が変わってきた
「新築は高くて手が届かない」「今の暮らしに合った家が見つからない」

そんな声を、仕事でもプライベートでもよく耳にします。
かつては「中古住宅を買って、必要最低限の修繕をする」という考え方が主流でした。でも今は、「自分らしい暮らしを叶えるために、住まいを再設計する」という発想が広がっています。
リノベーションは、単なる修繕ではありません。
それは、家族構成やライフスタイル、将来の暮らし方までを見据えた“住まいの再構築”です。

中古住宅購入のメリットと注意点
中古住宅の魅力は、何といっても選択肢の広さ。立地や広さ、価格帯など、新築では難しい条件でも手が届く可能性があります。
さらに、固定資産税や取得費用が抑えられるケースも多く、予算に余裕が生まれます。
ただし、購入時にはインスペクション（建物診断）や契約内容の確認が不可欠です。
築年数や構造、法的制限など、見落としがちなポイントも多いため専門家のサポートを受けることをおすすめします。

リノベーションで叶える“自分らしい暮らし”
リノベーションの魅力は、「今の暮らしに合った空間をつくれること」。
例えば、趣味のスペースを確保したり、家事動線を見直したり。収納や照明、間取りの工夫で、暮らしの質は大きく変わります。
私が関わったお客様の中には、築30年以上の住宅を購入し、家族のライフスタイルに合わせて全面リノベーションされた方もいらっしゃいました。
キッチンの位置を変え、リビングを広く取り、趣味のスペースを確保。
「家にいる時間が楽しくなった」と笑顔で話されていたのが印象的でした。
また、伝統的な美しさを残しつつ、現代の暮らしに合った空間づくりも可能です。

※写真はイチマルホームの施工例です。

まとめ：住まいは「買う」から「育てる」時代へ
住まいは、人生のステージに合わせて変化していくもの。
中古住宅＋リノベーションという選択は、予算だけでなく、暮らしの質や将来の安心にもつながります。
「自分らしい住まい」を手に入れるために、まずは今の暮らしを見つめ直してみませんか？
そして、必要な空間を、無理なく、丁寧に育てていく——そんな住まいづくりを、これからも応援していきたいと思います。