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注文住宅のニッチとは?|設置場所・収納アイデア・注意点・施工実例

こんにちは!広報の中村です。
家づくりを考え始めると、SNSや雑誌で必ずと言っていいほど目にする「ニッチ」。おしゃれな家づくりには欠かせない存在として注目されているんです💡
「玄関にお花や鍵を置くスペースが欲しい」 「インターホンやスイッチ類をスッキリまとめたい」 という思いはありつつ、「でも、どこに、どれくらいのサイズで作れば後悔しないんだろう?」と、そんな風に悩んでいませんか?
ニッチは、なんとなくで作ってしまうと「サイズが中途半端で使いにくい」「場所が悪くて結局ほこりが溜まる物置になってしまった…」と、後悔しやすいポイントでもあります。
そこで今回は、ニッチの基礎知識から、おしゃれで便利な設置場所7選、そして失敗しないための設計のコツまで徹底解説します。
「せっかくの注文住宅、細部までこだわりたい」という方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください💁♀️
目次
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ニッチとは?家づくりで注目される理由

家づくりの打ち合わせを進めていく中で、初めて「ニッチ」という言葉を聞いたという方もいるかもしれません。
ちょっとした工夫なのに、空間がぐっとおしゃれに見えたり、暮らしが少しラクになったりすることから、注文住宅を中心にニッチを取り入れる方が増えています。
なぜ、おしゃれとラクな暮らしが同時に叶うのか、ニッチの基本から見ていきましょう。
ニッチの意味|住宅でいう「ニッチ」とは
ニッチ(niche)とは、もともと「壁のくぼみ」「隙間」を意味する言葉です。住宅では、壁の厚みを利用してつくる凹んだスペースのことを指します。カタカナ・横文字なので最近のものかと思いきや、起源は古代ローマにまでさかのぼるようです👀
日本では、2010年代後半から人気が出てきたとされ、今では定番ともいえるほどです。
そんなニッチですが、例えばこんな使い方があります。
・玄関で鍵や小物を置くスペース
・リビングで雑貨やアートを置く飾り棚
・トイレや洗面で、ちょっとした収納やディスプレイ
・スイッチやインターホンをまとめる場所
空間に溶け込む収納を実現してくれるのが、ニッチの大きな特徴です。
そのため、
・空間を狭くしたくない
・ごちゃつかず、すっきり見せたい
・造作ならではの特別感がほしい
といった方に、特に選ばれています。
なぜ、注文住宅でニッチが人気なの?
ニッチがここまで注目されている理由は、単に「おしゃれだから」だけではありません。
背景には、今の家づくりならではの価値観があります。
① “見せる収納”のニーズが高まっている
SNSやインテリア情報の影響で、「全部隠す」よりも「きれいに見せる」収納を求める方が増えました。ニッチは、生活感を抑えながら“見せたいものだけ”を置ける絶妙な存在です。
② 省スペースでも満足度を上げられる
共働き・子育て世帯では、「無駄に家具を増やしたくない」「掃除をラクにしたい」という声が多数。ニッチなら、床面積を使わずに収納や飾りスペースをつくれます。
③ 注文住宅だからこそできる“自分たちらしさ”
ニッチは、設置場所、サイズや高さまで自由に決められる、完全オーダーメイドの要素。
「ここにこれを置きたい」という暮らしのイメージが、そのまま形になるのが、注文住宅ならではの魅力です。
④ 家全体の“完成度”が上がる
大きな間取りや設備だけでなく、こうした細部まで考えられている家は、不思議と“センスがいい家”に見えるもの。
ニッチは、家づくりの仕上げとしてさりげなく差がつくポイントでもあります。
ニッチを取り入れるメリット・デメリットと対策

「ニッチは人気だから気になるけど、我が家に本当に必要?」 家づくりの打ち合わせ中、そう感じる方は少なくありません。ニッチは上手に使えば、おしゃれさも使いやすさも一気に底上げできる一方で、考えずに取り入れると「作らなくてもよかったかも…」と後悔しやすい要素でもあります。
ここでは、実際の家づくりでよく聞く声をもとに、 ニッチのメリットとデメリットを正直に整理していきます。
ニッチのメリット
① 空間がすっきり整って見える
壁の中に収まるため、出っ張りがなく、視線が散らかりません。同じ収納量でも、家具だとごちゃついて見えるけど、ニッチだと整って見えるという違いが生まれます。
② 家具を置かずに収納・飾りスペースがつくれる
玄関・トイレ・洗面など、家具を置くと狭くなりがちな場所でも活躍します。床の物が減ってすっきりすることで、掃除もラクになります。
③ 造作感があり、家の完成度が上がる
ニッチは既製品ではなく、家に合わせてつくるものです。そのため、「ちゃんと考えて建てられた家」という印象を与えてくれます。
④ 見せる収納と相性がいい
お気に入りの雑貨、グリーン、アートなどを置きすぎず・盛りすぎず楽しめるのもニッチの魅力です。おしゃれなお家にしたい人ほど、満足度が高いポイントです。
⑤ 暮らしの動線がスムーズになる
鍵・スマホ・消毒液・スイッチ類など、「ここにあったら便利」が自然に叶います。毎日の小さなストレスが減るのも、嬉しいメリットです。
ニッチのデメリット|注意点と対策
① 使い道を決めずに作ると、活かせない
「とりあえずニッチ付けてみた」が、結果的に何も置かれない“ただのくぼみ”になるケースは意外と多いです。
▼対策
「何を置くか」「どのタイミングで使うか」を設計段階で具体的にイメージすることが大切です。
② サイズ・高さを間違えると使いにくい
・奥行きが足りず、物が置けない
・高すぎて手が届かない
といった後悔もよく聞きます。
▼対策
実際の使用シーン(家族の身長や動線)を想定し、ミリ単位で設計することがポイントです。
③ 作りすぎると、かえってごちゃつく
ニッチは少量だからこそ映える存在です。あちこちに作りすぎると、視線が散って落ち着かない印象になります。
▼対策
「ここは見せたい」「ここは隠したい」と、メリハリをつけることで、空間全体が引き締まります。
④ 後から簡単に変更できない
壁をくり抜いて作るため、住んでから「やっぱりいらなかった」「位置を変えたい」と思っても、簡単には直せません。
▼対策
設計段階でプロと一緒に考えることが重要です。
ニッチは、センスの良し悪しではなく「設計の考え方」で満足度が決まる要素です。
ニッチで後悔しないための設計ポイント

「ニッチを付けたこと自体は後悔していないけど、 もう少しちゃんと考えておけばよかった…」
こうした声をSNSなどで聞くことがあります。原因の多くは、デザインではなく設計の詰め不足にあると言えます。
ニッチはいくつかのポイントを押さえるだけで満足度が大きく変わります。
ここでは、打ち合わせで必ず確認すべき、後悔しないための設計ポイントをご紹介します。
奥行き・高さの目安は?
ニッチで最も多い後悔が、「思っていたより使いにくい」というサイズ感・高さのミスです。
まず、奥行きの目安は、
・飾り・小物用:7〜10cm
・本・雑誌・トイレットペーパー:10〜15cm
・スマホ・充電器・実用品:12〜15cm
とされています。深すぎると影ができて暗くなり、浅すぎると物が置けません。
次に、高さの目安は、
・目線で楽しむ飾り用:床から130〜150cm
・玄関の鍵・小物:100〜120cm
・トイレ・洗面の実用品:80〜120cm
とされています。実際の「使う人の身長・動線」を基準に考えるのがポイントです。
照明を入れるかどうかで印象が変わる
ニッチは、照明の有無によっても印象が大きく変わる場所です。
照明ありのメリットは、
・夜でも立体感が出て、高級感が増す
・雑貨やグリーンがきれいに見える
・空間のアクセントになる
などです。
一方、照明なしが向いているケースには、
・実用品メイン(鍵・リモコンなど)
・明るさが十分に確保できている場所
などがあります。
おすすめは、見せたいニッチだけ照明を付けるというメリハリ設計です。小さな間接照明があるだけでも、印象は格段にレベルアップします。
コンセント・下地は必要?
意外と見落としがちなのが、コンセントと下地の有無です。
コンセントがあると便利な例は、
・スマホ・タブレットの充電
・アロマディフューザー
・小型照明・季節飾り
など。
下地が必要なケースは
・重たい雑貨やアートを置きたい
・フレームやミラーを後から付けたい
などです。
これらは、後から追加するのは大変なので、設計段階での仕込みが重要です。
クロス・素材選びで差がつく
ニッチは小さい分、クロスや素材の違いがはっきり見える場所です。
空間に馴染ませたい場合は室内クロスと同色のものを採用し、反対にアクセントを加えたい場合は色や質感を少し変えるデザインがおすすめです。
人気の組み合わせ例は、
・グレージュ系クロス × 木棚
・塗り壁風クロス × 間接照明
・石目調クロス × モダンな小物
などがあります。
家全体のテイストとニッチ単体のおしゃれさのバランスが大切です。
おしゃれで実用的なニッチの設置場所7選|イチマルホームの施工事例
ここからは、実際にイチマルホームで多く採用されている、「見た目」と「使いやすさ」を両立したニッチの設置場所と置くもの、ポイントをご紹介します。
① 玄関ニッチ

玄関ニッチは、最も人気の高い定番スポットです。
具体的には、
・鍵・スマートキー
・アロマディフューザー
・ドライフラワー・季節の飾り
などを置くのに適しています。
外出・帰宅時に自然と目に入り、いってきますとただいまの気分を整えてくれます。
▼ポイント
奥行きは10〜12cm程度。
照明を入れると、夜の玄関がぐっと上質な印象になります。
② リビングニッチ

リビングニッチは、リビングの顔になる場所。
・アートやポスター
・家族写真
・小さな照明やオブジェ
などを置くと素敵です。
飾りすぎなくても、ちゃんと考えられた空間に見えるのが魅力です。
▼ポイント
見せる収納にしたい場合は、照明+背景クロスでアクセントをつけると完成度が上がります。
③ ダイニング横ニッチ

生活感が出やすい設備にこそ、ニッチの出番です。
・インターホン
・給湯リモコン
・その他スイッチ類
をまとめることで、壁面がすっきりしてダイニングの印象が整います。
▼ポイント
リモコンの操作性を優先し、
高さは120〜140cm前後が使いやすい目安です。
④ キッチンニッチ(スパイスニッチ)

キッチンニッチは、実用性重視派にとても人気です。
・よく使うレシピ本
・スパイス・調味料
・レシピを見るためのタブレット
「すぐ取り出せて、すぐ戻せる」ことで、家事効率がぐっと上がります。
特にスパイスニッチは多くのお家で取り入れられています。作業スペースが圧迫されないというメリットもあります。
▼ポイント
油はね・水はねを考慮して、位置と素材選びを丁寧に行うのがコツです。
⑤ 洗面ニッチ

洗面ニッチは、散らかりやすい場所を整える救世主です。
・歯ブラシ・コップ
・スキンケア用品
・よく使う化粧小物
など、生活感が出やすいものをまとめるのにぴったりです。洗面カウンター上がすっきりし、毎朝の支度がスムーズになります。
▼ポイント
湿気に強い素材を選び、奥行きは12〜15cmあると安心です。
⑥ トイレニッチ

トイレニッチは、小さな空間だからこそ効果を実感しやすい場所のひとつです。
・トイレットペーパー
・消臭スプレー
・芳香剤などの香りアイテム
・掃除用具
床に物を置かずに済むため、掃除のしやすさもアップします。
▼ポイント
トイレットペーパーは座ったときに手が届く位置を意識すると、使い勝手◎。
逆に、そのほかのアイテムは座ったときには手に届かない方が安全かつすっきりした印象になります。
⑦ 階段・廊下ニッチ

階段や廊下のニッチは、飾り棚としても収納としても使える、暮らしに余白をつくる場所でもあります。
・アートや写真
・旅先で買った小物
・子どもの作品
通るたびに、家族の思い出が増えていく感覚を楽しめます。
▼ポイント
照明を入れると、夜はまるでギャラリーのような雰囲気に。
ニッチは、1つひとつは小さくても、積み重なると暮らしの質が変わる存在です。
まとめ|ニッチは「位置」と「目的」で決まる
ニッチは、ただ付ければおしゃれになるものではありません。
・何を置くのか
・どのタイミングで使うのか
・どこにあれば暮らしがラクになるのか
こうした「目的」と「位置」をしっかり考えることで、はじめて満足度の高いニッチになります。
間取りだけでなく、暮らしの動線や日常の使い方まで想定してつくられたニッチが生活の質を高めてくれます。
素敵なふつう
今回使用した画像は、イチマルホームが実際に担当させていただいた住宅です。どのお家もご家族の暮らしに合う場所に、適したサイズのニッチを採用されています🌿
イチマルホームは岡山県内全域での施工実績があります。些細なことでも、気になる点がございましたら、お近くの店舗(赤磐店・岡山店・総社店・倉敷店がございます)にお電話やメール、SNSでのご連絡等で、お気軽にご相談ください!いっしょに考える総合的なお手伝いをさせていただきます。
2026.04.16
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