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新築注文住宅のトイレづくりで後悔しないためのコツ

こんにちは!広報の中村です🌞
今回のブログはトイレについてです🚽
トイレと言えば、寒くなってくると便座を温かくするかどうか悩み、気づいたら冬が終わっています⛄(ヒートショック対策の面でも、きちんと温かくしておいた方がいいです!)
📢本題に入ります!
注文住宅の家づくりでは、キッチンやリビングに比べてトイレはつい後回しにされがちな場所です。しかし実際には、毎日必ず使う空間だからこそ、間取りや広さ、収納、換気などの設計段階からしっかり考えないと後悔してしまうケースも少なくありません😢
特に新築のトイレは、家族構成や生活動線、将来の使いやすさを考慮することが大切です。
この記事では、注文住宅のトイレでよくある失敗から快適に使える設計ポイントまでわかりやすく解説します。後悔のない新築のトイレづくりの参考になれば幸いです!
目次
トイレづくりで後悔しやすいポイント
新築の注文住宅では、トイレの間取りや仕様を深く考えずに決めてしまい、住み始めてから「もっと考えておけばよかった」と感じるケースも少なくありません。
トイレは家族全員が毎日使う場所だからこそ、間取り・収納・使い勝手などの小さな違いが、暮らしの快適さを大きく左右します。
ここでは、注文住宅でよくあるトイレの後悔ポイントと対応策を3つに分けてご紹介します。
トイレの配置
トイレの場所は、家の快適さを左右する重要なポイントです。
間取りの計画段階でしっかり検討しておかないと、音が気になる、来客時に使いにくいなどの後悔につながることがあります。トイレは家の中で最もプライベートな空間であり、生活動線や音・におい対策が不十分だと、家族もゲストも使いづらく感じてしまいます。
例えば、リビングやダイニングのすぐ隣にトイレを設けると、生活音やにおいが気になりやすくなります。逆に、寝室から遠すぎる場所にあると、夜間の移動が大変になることもあります。
この失敗を防ぐには、家全体の動線や家族構成を踏まえてトイレの位置を考えることが大切なポイントです。加えておすすめなのが2階建ての家であれば各階にひとつずつ設置することです。(これに関してはまた後ほど)
収納スペース
収納スペースの少なさもよくある後悔ポイントの一つです。
トイレットペーパーだけでなく、掃除用品や生理用品など、トイレに置きたい物が意外と多い場所です🧻
収納が足りないと、生活感が出やすく、掃除のしづらい空間になってしまいます。特に、後から収納家具を置くと圧迫感が出たり、デザインの統一感が崩れたりすることもあります。
この失敗を防ぐには、例えば、ニッチ棚(壁をへこませて作った棚)を設けると、見た目もすっきりします。また、手洗いカウンター下や背面の棚を活用すれば、ストック類や掃除道具もまとめて収納できます。吊り戸棚を取り入れて、空間を無駄なく活用するのもおすすめです。このように、トイレの広さに合わせた収納計画を最初に立てておくことで、清潔感のある快適な空間をキープしやすくなります。
使い勝手
使い勝手の面で、ペーパーホルダーの位置が体に近すぎると、腕を大きく動かさなければならず、意外と使いづらく感じることがあります。(いつだったか私も実際に経験しました😭肩と腕がしんどかったです…)
ホルダーが右手側にあるか左手側にあるかも、利き手によって使い勝手に違いがあると言われています。こうした小さな不便さが、毎日のストレスにつながることもあります。
対応策は、実際に自分たちが使うことをイメージすることです。図面上の数字だけでは判断しにくいかもしれないので、担当者にしっかり相談して使い勝手に配慮しましょう。
将来の生活への配慮
将来のことも見据えた設計にすることが大切です。年齢を重ねたり、家族構成が変わったりすると、トイレの使い方や必要な設備も変わってくるからです。
例えば、入口のドアが狭いと、介助や車いすでの出入りが難しくなる場合があります。また、便器の位置や手すりの有無によっては、将来リフォームが必要になることもあります。
対応策は、少し広めの間取りにしておくことです。将来的に手すりや収納を追加しても圧迫感が出にくくなるというのがいちばんのメリットです。また、バリアフリー対応の段差のない設計や、引き戸を採用しておくと安心です。このように、今の暮らしと将来の両方を考えた設計にしておくことで、長く快適に使えるトイレを実現できます。
トイレづくりで後悔する原因は、間取りや収納、使い勝手などの見落としにあります。限られたスペースだからこそ、動線や音の配慮・収納計画・将来への備えまで考えておくことが大切です。後から修正するのが難しい場所でもあるため、家族構成やライフスタイルに合わせて、「どこに」「どんな広さで」「どんな使い方をするか」をしっかり検討しておきましょう。
事前の計画を丁寧に行うことで、住んでからも快適に使えるトイレ空間が実現できます✨
快適なトイレにするための設計ポイント

毎日使うトイレは、清潔さと快適さを両立したい空間です。デザイン性だけでなく、掃除のしやすさ・におい対策・通気性・採光といった細かな部分まで配慮することで、長く快適に使えるトイレになります。
ここでは、注文住宅で失敗しないために押さえておきたい、トイレの基本設計ポイントを詳しくご紹介します。
広さとレイアウト
使い勝手の良い広さとレイアウトにすることが、後悔しない快適さにつながります。
狭すぎると動きにくく、掃除で手が届きにくかったり、逆に広すぎると冬は寒く感じたり、無駄なスペースが生まれたりします。限られた面積の中で、使いやすく清潔な状態を保ちやすい設計を意識することがポイントです。
一般的なトイレの広さはマンションやアパートなどでは約0.4坪(幅80cm×奥行き120cm)、戸建てでは約0.5坪(幅80cm×奥行き160cm)と言われています。奥行きが40cm違うだけでも収納スペースや手洗い器を設置するなど、空間に余裕ができます。(戸建てでも、サブトイレなどをコンパクトに収めたいときは0.4坪タイプを採用することもあります。)
ドアの開き方や、便器の向きによっても使いやすさは変わるため、動線を考慮した配置にすることをおすすめします。例えば、内開きドアは省スペースに向いていますが、出入りが窮屈に感じることもあります。これを改善するには、外開きドアにすれば動線がスムーズになり、引き戸にすると人や物にぶつかる心配がありません🚪
また、便器がドアの正面を向いていると、ドアを開けたときに直接トイレ内部が見えてしまい、来客時に落ち着かないという声もよくあります。ドアに対して横向きに配置すると、入ったときの体の向きが自然で、圧迫感も少なく感じられます。
また、掃除やメンテナンスのしやすさを考えると、便器の両側に20cm以上のスペースを確保しておくのが理想的です。
このように、広さだけでなく配置によっても快適さが大きく変わります。設計段階からしっかりシミュレーションしておくことが大切です。
換気・採光の工夫
トイレを快適に保つためには、換気と採光の計画がとても重要です🪟
どんなにデザインや設備が整っていても、湿気やにおいがこもると清潔さが損なわれ、カビや汚れ、悪臭が発生しやすくなります。
まず、換気はトイレの快適性を左右する大切なポイントです。窓を設けることで自然換気ができ、日中は光と風を取り入れて清潔な空間を保てます。ただし、窓が設けられない間取りでは、24時間換気扇や人感センサー付き換気機能を活用すると効果的です。使用後に自動で換気を続けるタイプを選べば、においや湿気をため込まず快適さを保てます。
一方、採光は明るく清潔感のある印象をつくる大切な要素です。小さな窓でも、日中の自然光を取り入れるだけでトイレ全体が明るく感じられます。夜間や窓のないトイレでは、照明の位置や明るさで工夫が可能です。天井だけでなく足元の間接照明を組み合わせると、まぶしさを抑えつつ落ち着いた空間に仕上がります。
さらに、換気扇や照明を定期的に掃除できるようにしておくことも大切です。フィルターや照明カバーにホコリが溜まると、換気効率が下がったり、においの原因になることがあります。
このように、見た目の清潔感と実際の快適さを両立するには、換気や採光も計画に入れておきましょう。
掃除がしやすい素材と設備
トイレは毎日使う場所だからこそ、掃除のしやすさとデザイン性を両立した素材・設備選びが重要です。素材や機能をしっかり選んでおくことで、清潔な状態を保ちやすい空間になります。
例えば、床材は水や汚れに強く、掃除しやすい素材を選ぶのがポイントです🧽
クッションフロアはお手入れが簡単で、万が一の水はねにも安心です。一方でフローリングは温かみがありますが、水じみや変色のリスクがあるため、防水タイプを選ぶと安心です。壁材には、においや汚れを抑える機能性クロスを取り入れるのもおすすめです。汚れがつきやすい範囲に部分的に使うことも有効で、掃除が楽になります。フチなし形状の便器やタンクレスタイプを選ぶと、見た目もすっきりして掃除がしやすいのが特徴です。さらに、便座リフトアップ機能があるタイプなら、便器と便座のすき間まで簡単に掃除でき、毎日の負担を減らせます。このように、見た目のデザインだけでなく、日々の掃除・メンテナンスを意識した素材と設備選びをすることで、清潔で心地よいトイレ空間が長く続きます。
トイレの広さやレイアウト、換気・採光の工夫、掃除しやすい素材や設備を選ぶことで、清潔で心地よい空間を長く保つことができます。デザイン性だけでなく、使いやすさ・お手入れのしやすさまで考えた設計にすることで、毎日気持ちよく使えるトイレが実現します。
注文住宅ならではのトイレづくりのコツ

注文住宅のトイレは、間取りやデザインを自由に決められる反面、選択肢が多くて迷いやすい場所でもあります。家族の人数やライフスタイル、将来についても意識して計画することで、毎日快適に使える空間になります。
ここでは、注文住宅ならではの自由度を活かして、快適なトイレをつくるためのポイントをご紹介します。
家全体の動線とのつながり
家全体の動線とつなげてトイレの位置を考えることが大切です。使いやすい場所にあるだけで、日常の快適さが大きく変わります。トイレは家族全員が1日に何度も使う場所なので、生活の流れに合った配置にしておくと、移動がスムーズになり、ストレスのない暮らしにつながります。逆に、動線を考えずに設けてしまうと、「夜中に遠くて不便」「来客と鉢合わせして気まずい」といった小さな不満が積み重なることもあります。
例えば、1階のトイレはリビングや玄関から近い位置に設けると使いやすく、家族だけでなく来客時もスムーズに利用できます。2階に寝室がある場合は、就寝時に便利なように階段近くや寝室のそばにトイレを配置するのがおすすめです。(音やにおいへの配慮も不可欠です。)
また、洗面室や脱衣室と近い位置に配置すると、朝の支度や手洗い動線が自然につながり、家事効率もアップします。一方で、リビングやダイニングの真横など、音やにおいが気になる位置は避けた方が安心です。
このように、家全体の生活動線を意識してトイレの位置を決めることで、日々の暮らしの快適さがぐんと高まります。図面段階から動線をイメージしながら計画することが、後悔しないトイレづくりのコツです。
家族構成に合わせた設計
トイレは家族構成やライフスタイルに合わせて設計することで、使いやすさも快適さも大きく変わります。誰にとっても使いやすい空間にすることが、長く快適に暮らすためのポイントです🏠
家族の人数や年齢によって、トイレに求めることはさまざまです。例えば、子育て世帯は1階と2階の両方にトイレを設けると安心です。夜中のトイレや朝の支度が重なる時間帯でもスムーズに使えます。
高齢の家族がいる場合は、廊下から出入りしやすい場所に配置したり、手すりや引き戸を採用して転倒リスクを減らす工夫が効果的です。また、来客の多い家庭では、パウダールームを兼ねたトイレ空間にすることで、見た目にも配慮したおもてなしができます。
このように、家族構成や生活スタイルを考慮して設計することで、日常の小さな不便を防ぎ、長く快適に使えるトイレになります。将来の変化も見据えた設計を意識することが大切です。
将来のリフォームを見据えた計画
トイレは長く使う空間だからこそ、将来のリフォームを見据えて設計しておくことが大切です。家族の成長やライフステージの変化にも対応できるようにしておくと、後から工事をすることになっても負担を減らせます。
例えば、車いすや介助が必要になったときのことを考えて、ドアの幅を少し広めにしておいたり、余白を多くしたりすると、圧迫感なく将来も快適に過ごせます。また、壁の下地に補強材を入れておけば、後から手すりを取り付けるときにも工事がスムーズに進みます。照明やコンセントの位置を工夫しておくと、後から温水洗浄便座や自動照明などの新機能を追加する際にも便利です。
このように、将来を見据えた設計をしておくことで、ライフステージが変わっても快適に使い続けられるトイレになります。先を見越した小さな工夫が、長く心地よく暮らせる住まいづくりにつながります💡
注文住宅のトイレづくりでは、間取りの自由度を活かして、生活スタイルに合った快適な空間を計画することが大切です。動線や家族構成、将来の変化を見据えた設計を意識すれば、毎日使う場所だからこそ感じる「小さなストレス」を減らせます。
家族全員が長く快適に使えるように、今だけでなく未来までを見据えたトイレ計画を立てましょう。
まとめ
トイレは家族みんなが毎日使う空間だからこそ、間取り・収納・動線・設備まで、細かい部分の工夫が暮らしの快適さを大きく左右します。「とりあえず」で決めてしまうと、住み始めてから後悔することも少なくありません。
注文住宅ならではの自由度を活かして、生活動線に合った配置や家族構成に合わせた設計、将来のリフォームにも対応できるつくりを意識することで、長く快適に使えるトイレが実現します。今はもちろん、これから先のライフスタイルまで見据えたトイレづくりで、毎日気持ちよく、長い間快適に過ごせる住まいを目指しましょう🌈
素敵なふつう
今回使用した画像は、イチマルホームが実際に担当させていただいた住宅です。
イチマルホームは岡山県内全域での施工実績があります。些細なことでも、気になる点がございましたら、お近くの店舗(赤磐店・岡山店・総社店・倉敷店がございます)にお電話やメール、SNSでのご連絡等で、お気軽にご相談ください!いっしょに考える総合的なお手伝いをさせていただきます。
2025.12.18
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