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失敗しない!注文住宅の階段選び|種類・素材別メリット・デメリット解説

 岡山の注文住宅|階段の選び方 イチマルホーム  

こんにちは!広報の中村です🧗‍♀️
今回は、お家を建てるとき「階段ってどう選べばいいの?」と悩んでいる方に読んでいただきたいです!なぜなら、階段はデザインや安全性、暮らしやすさにも関わる大切な場所だからです。
そこで、この記事では階段の種類や素材の特徴、メリット・デメリットから、階段選びで失敗しないために、押さえておきたいポイントを解説します。階段選びのお役に立てれば幸いです😊
🎄もうすぐクリスマスということで、ツリーが飾ってあるお家の写真をお借りしました!可愛い~!🎄

目次

階段の種類を解説|メリット・デメリット

  直階段

  かね折れ階段

  回り階段

  折り返し階段

  螺旋(らせん)階段

階段の素材を解説|メリット・デメリット

  

  スチール(アイアン)

  アルミ

  ステンレス

  ガラス

  

階段を選ぶときの確認ポイントを解説

  スペースと安全性|使いやすい階段

  採光・動線・収納など|機能的な階段

  デザイン・素材との相性|空間になじむ階段

まとめ

素敵なふつう

階段の種類を解説|メリット・デメリット

岡山の注文住宅|階段の選び方 イチマルホーム

階段は、家の中で意外と目立つ存在です。デザインや形によって、見た目の印象だけでなく、使いやすさや安全性も変わります。ここでは、代表的な階段の種類を5つわかりやすく解説します。それぞれのメリット・デメリットも整理しているので、自分の暮らしに合った階段を選ぶ参考にしてください💁‍♀️

直階段

直階段は、一直線に段が並ぶ構造の階段で、ストレート階段とも呼ばれます。
直階段のメリットは以下の通りです。
・設計や施工がシンプルで比較的安価
・踏面が広く、安全性が高い
・階段下を収納スペースとして活用しやすい

一方、直階段のデメリットは以下の通りです。
・スペースを多く必要とする
・デザインがシンプルで個性的な印象は出しにくい

スペースが取れないところに直階段を設置すると急角度の階段になってしまいます。その場合は危険なので、他の種類を検討することをおすすめします。デザイン面では、スケルトン階段にするなどの工夫でインテリアのアクセントにすることもできます✨

かね折れ階段

かね折れ階段は、途中で90度に曲がる形状の階段で、L字型階段とも呼ばれます。
かね折れ階段のメリットは以下の通りです。
・階段スペースを有効に使いやすい
・途中に踊り場があるため、安全性が高い
・視線が分断され、プライベート空間を確保しやすい

一方、かね折れ階段のデメリットは以下の通りです。
・直階段に比べて構造が複雑で、施工コストがやや高い
・家具の搬入がしにくい場合がある
・曲がり角の部分が暗くなりやすい

階段の途中で曲がるため、限られたスペースでも設置しやすく、デザイン性にも優れています。ただし、採光や照明の配置を工夫して、暗くならないようにするのが重要です💡

回り階段

回り階段は、途中で180度方向を変える形状の階段で、途中に折り返し部分があるため、上下階をコンパクトにつなぐことができます。踊り場がない階段と定義され、30°または45°程度に分割した三角形の段板(踏板)を設けています。※踊り場がある場合は折り返し階段という種類です。
回り階段のメリットは以下の通りです。
・スペースを有効に使える
・方向転換で視線を遮り、プライバシーを確保しやすい

一方、回り階段のデメリットは以下の通りです。
・構造が複雑で、施工コストが高くなりやすい
・折り返し部分の段差が狭くなり、昇り降りしづらいことがある
・大きな家具の搬入が難しい場合がある

安全性とデザイン性のバランスが良く、空間を仕切りながらも動線をスムーズにできるのが魅力です。限られたスペースでも上手に配置すれば、快適で見た目にも美しい階段になります✨

折り返し階段

折り返し階段は、途中に踊り場を設けて180度方向を変える階段です。コの字型階段やUターン階段とも呼ばれます。
折り返し階段のメリットは以下の通りです。
・途中に踊り場があるため、安全性が高い
・階段下に収納やトイレなどを設けやすい
・動線がコンパクトで省スペース設計に向く

一方、折り返し階段のデメリットは以下の通りです。
・構造が複雑で、直階段に比べて施工コストが高くなる
・大きな家具の搬入がしにくい
・上部が壁で囲まれると圧迫感を感じることもある

折り返し階段は、安全性や使い勝手を重視したいご家庭におすすめの形状です。階段部分を吹き抜けにしたり、手すりをスケルトンにすることで、圧迫感を軽減しながら開放的な印象に仕上げることもできます!

螺旋(らせん)階段

螺旋階段は、中心の支柱を軸にして段板が螺旋状に配置されたデザイン性の高い階段で、スパイラル階段とも呼ばれます。
らせん階段のメリットは以下の通りです。
・省スペースで設置できる
・デザイン性が高く、インテリアのアクセントになる
・吹き抜け空間などに設置すると、開放感を演出できる

一方、らせん階段のデメリットは以下の通りです。
・踏面が狭く、昇り降りの際に注意が必要
・大きな家具や荷物の搬入が難しい
・構造が複雑で、施工コストが高くなる場合がある

らせん階段は、見た目の美しさを重視したい方や、限られたスペースを有効活用したい方におすすめです。ただし、日常的な使い勝手や安全性も考慮し、設置場所や段数を慎重に計画することが大切です📝

 

階段には、直線的でシンプルなものから、空間を有効に使える折り返し型やデザイン性の高い螺旋階段まで、さまざまな種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、家の広さや間取り、暮らし方によって最適な形は異なります。安全性や使い勝手はもちろん、デザインや採光とのバランスも考えて選ぶことで、毎日の生活がより快適で心地よい空間になります。注文住宅ならではの自由度を活かして、自分たちの暮らしにぴったりな階段を計画してください🏡

階段の素材を解説|メリット・デメリット

岡山の注文住宅|階段の選び方 イチマルホーム

階段に使われる素材は、見た目の印象だけでなく、踏み心地やメンテナンス性、コストにも大きく関わります。
ここでは、階段によく使われる6種類の素材について、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。理想のお家に合う素材を選ぶ参考にしてみてください!

木製階段は温かみが感じられ、どんなインテリアにもなじむ人気の素材です。
天然木ならではの質感やぬくもりがあり、年月とともに味わいが増す経年変化も魅力です。無垢材を使えば高級感を演出でき、集成材ならコストを抑えながらもデザインの幅を広げられます。塗装などの仕上げによって、ナチュラル・モダンなどいろんなテイストに対応できるのも強みです。見た目と心地よさの両方を重視したい方にぴったりの素材と言えます🌲
デメリットは、湿度や温度変化の影響を受けやすく、反りやひび割れが起こる可能性がある点です。経年変化を味わいとして楽しめる一方で、定期的な塗装やメンテナンスが必要です。また、無垢材を使用する場合はコストが高くなる傾向があります。

スチール(アイアン)

スチール階段は、スタイリッシュでデザイン性の高い空間をつくりたい方におすすめの素材です。
細いフレームでも強度が高く、軽やかな見た目を実現できるのが特徴です。圧迫感を抑えつつ、開放的な印象を与えられるため、リビング階段や吹き抜け空間にもよく使われます。
ブラックのアイアンを使えばモダンでクールな雰囲気に、ホワイトやグレーに塗装すればやわらかくナチュラルな印象に仕上がります。木製の踏板と組み合わせることで、デザイン性と温かみを両立させることもできます。見た目にこだわりながら空間を軽やかに見せたい方に、スチール階段はぴったりの素材です!
デメリットは、金属なので踏んだときに冷たく感じやすく、音や振動が伝わりやすい点です。塗装が剥がれるとサビの原因にもなるため、湿気の多い場所では注意が必要です。デザイン性が高い反面、製作や施工コストが高くなる場合もあります。

アルミ

アルミ階段は、軽量で扱いやすく、サビに強いのが大きな特徴です。屋内外どちらにも使いやすく、メンテナンス性を重視したい方におすすめです。
塗装や表面加工のバリエーションも豊富で、デザインの自由度が高いのも魅力で、スタイリッシュなメタリック仕上げにしたり、木目調のシートを貼ってナチュラルに見せたりと、雰囲気に合わせた演出が可能です。また、重量が軽いためリフォーム時の後付け階段としても採用しやすい素材です。軽くてお手入れも簡単なアルミ階段は、機能性とデザイン性を両立させたい方にぴったりです✨
デメリットは、軽量ゆえに、金属特有の「軽い音」が響くことがある点や、スチールほど強度が高くないため、デザインによってはたわみや揺れを感じることがある点です。また、高級感という面ではステンレスや木に比べて劣る印象を与える場合があります。

ステンレス

ステンレス階段は、耐久性と高級感を兼ね備えた素材です。モダンで洗練された空間を演出したい方におすすめです。
ステンレスはサビや汚れに非常に強く、屋内外を問わず長期間美しさを保てます。強度も高いため、構造材としても安心感があり、メンテナンスの手間もほとんどかかりません。
光沢のあるヘアライン仕上げ(細い研磨筋が入ったつや消しのマット加工)や鏡面仕上げ(鏡のようにピカピカに磨いた加工)など、仕上げ方によって印象が変わります。ガラスや木など異素材と組み合わせると、よりスタイリッシュで上質な空間に仕上げることができます。デザイン性・耐久性・清潔感のすべてを兼ね備えたステンレス階段は、長く使える美しい空間づくりに人気です✨
デメリットは、高耐久・高品質な素材である反面、コストが高くなりやすいことです。また、鏡面仕上げは指紋や汚れが目立ちやすく、こまめな清掃が必要になることもあります。硬質な見た目が、場合によっては冷たい印象を与えることもあります。

ガラス

ガラス階段は、開放感とデザイン性を重視したい方におすすめの素材です。光を取り込み、空間をより広く明るく見せる効果があります。
踏板に強化ガラスを使い、手すりをスチールや木材で補強することで、安全性とデザイン性を両立できます。吹き抜けやリビング階段に設置すると、家全体が明るく開放的な印象になります。透明感のある素材はモダンな空間に馴染みやすく、他の素材と組み合わせても美しいデザインが可能です。光を取り込み、空間を広く見せたい方や、モダンで洗練された階段にしたい方に、ガラス階段は最適な選択です💎
デメリットは、他の素材に比べてコストが高く、施工にも専門技術が求められます。汚れや指紋が目立ちやすく、日常的な掃除が欠かせません。また、透明なので高所が苦手な方には怖さを与えることもあります。

石階段は、重厚感と高級感を兼ね備えた素材で、格式ある空間や長く使える耐久性を重視する方におすすめです。
天然石やタイルなどを使った階段は、耐久性が高く、年月が経っても劣化しにくいのが特徴です。重厚感のある見た目は、家全体に落ち着きと上質さを与え、高級感を演出できます。また、踏面や段鼻(階段の踏板の先端部分)の仕上げを工夫することで、滑りにくく安全性を高めることも可能です。長く使える耐久性と上質な見た目を重視したい方に、石階段はもってこいの素材です🪨
デメリットは、重量があるため建物の構造によっては補強が必要になることもある点です。表面が硬く冷たいので、素足で歩くと冷たさを感じやすく、滑りやすい素材もあります。天然石の場合、素材によって色ムラや吸水性の違いが出る点にも注意が必要です。

各素材にはメリット・デメリットがあります。デザイン性だけでなく、安全性・メンテナンス性・コストも考慮して、自分の家に合った素材を選ぶのがポイントです📢

階段を選ぶときの確認ポイントを解説

岡山の注文住宅|階段の選び方 イチマルホーム

素材やデザインだけでなく、スペースや動線、採光・収納など、確認しておくべきポイントは意外と多いものです。ここでは、注文住宅で階段を選ぶときに押さえておきたい重要なチェックポイントを3つわかりやすく解説します。これを参考にすれば、安全で快適、さらに家の雰囲気にも合った理想の階段を選ぶことができます✨

スペースと安全性|使いやすい階段

階段を選ぶときは、まずスペースの確保と安全性を重視することが大切です。
階段は毎日使う場所であり、幅や勾配、段数のバランスによって上りやすさや安全性が大きく変わるからです。
例えば、勾配が急すぎると上り下りが大変になり、転倒のリスクも高まります。逆に、ゆるやかにすると安心感はありますが、設置スペースを多く取る必要があります。一般的には、1段ごとの高さ(蹴上)は18cm~20cm程度、踏面は24cm~30cm程度が安全で使いやすいと言われています。階段の寸法や勾配には建築基準法で定められた基準もあるため、設計段階で必ず確認しておきましょう。
階段の設計では人が安全に、自然に動ける寸法を意識することが大切です。限られたスペースでも、安全性は必ず確保しましょう。

採光・動線・収納など|機能的な階段

階段は移動のためだけでなく、家の快適さを左右する大切な空間でもあります。
階段まわりの採光や動線、収納の工夫によって、家全体の明るさや使いやすさが大きく変わるからです。
例えば、吹き抜けや窓の近くにスケルトン階段を設けると、光が家の中まで届きやすく、自然光を取り込んだ明るい空間をつくることができます。また、階段をリビングに配置することで、家族が顔を合わせやすくなるなど、コミュニケーションが生まれやすい動線をつくることができます。逆に、プライベート感を重視したい場合は、玄関の近くに階段を設けて動線を分ける方法もおすすめです。さらに、階段下を収納やワークスペース、ペットスペースやトイレとして活用すれば、限られた空間を無駄なく使えるのも魅力です。
このように、階段を通るだけの場所ではなく、暮らしを支える空間として考えることで、より快適で機能的な住まいを実現できます。

デザイン・素材との相性|空間になじむ階段

階段のデザインは、形状・素材などで空間の雰囲気が大きく変わります。
例えば、木製の階段なら温かみのあるナチュラルな雰囲気に、スチールの階段ならスタイリッシュでモダンな印象に仕上がります。
また、床材や壁材との色・質感のバランスも重要で、フローリングと同系色でまとめると統一感が生まれ、あえて異素材を組み合わせれば空間のアクセントにもなります。たとえば、木とアイアンの組み合わせは人気が高く、ナチュラルさとデザイン性を両立できます。
さらに、照明計画も見た目を左右するポイントです。階段の蹴込(段と段の間の垂直部分)に間接照明を仕込むと、夜間でも安全で美しく、ホテルライクな雰囲気を演出できます。
このように、素材や色、照明などのバランスを意識して階段をデザインすることで、家全体の完成度をぐっと高めることができます✨

階段は、毎日の暮らしに欠かせない動線でありながら、家の印象を左右する大切なデザイン要素でもあります。
スペースや安全性をしっかり確保しつつ、採光や動線、収納などの機能面も考慮することで、より快適で使いやすい空間になります。さらに、素材や色、照明とのバランスを意識すれば、見た目にも美しく、家全体に調和する理想の階段をつくることができます🪜

まとめ

注文住宅での階段選びは、デザイン性・安全性・機能性をバランスよく考えることが大切です。
階段の種類によって、見た目や使い勝手、設置スペースが大きく変わります。また、素材も木・スチール・ガラスなどによって印象やメンテナンス性が異なります。
さらに、スペースの確保・採光・動線・収納計画といったポイントを押さえることで、見た目だけでなく、暮らしやすさにも直結する階段を実現できます。
階段は毎日使う場所だからこそ、デザインやコストだけで決めず、家族構成やライフスタイルに合った設計を心がけましょう。プロと相談しながら、安全で快適、そしておしゃれな階段を計画してみてください🪜✨

素敵なふつう

今回使用した画像は、イチマルホームが実際に担当させていただいた住宅です。
イチマルホームは岡山県内全域での施工実績があります。些細なことでも、気になる点がございましたら、お近くの店舗(赤磐店・岡山店・総社店・倉敷店がございます)にお電話やメール、SNSでのご連絡等で、お気軽にご相談ください!いっしょに考える総合的なお手伝いをさせていただきます。


2025.12.11

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住まいの大切な構造のお話→【イチマルホームの家づくり】安心して暮らせる工夫①「主要構造部」

階段のこだわりのお話→名作住宅

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