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タイルの貼り方で変わる印象|おしゃれなデザイン実例あり

こんにちは!広報の中村です🌱
今回はイチマルホームの施工事例を見ていて、可愛い!!!と思った「タイル」についてご紹介します。
タイルは使う場所やデザインによって、空間の雰囲気ががらりと変わります。
この記事では、タイルのメリット・デメリット、貼り方によって変わる印象の違い、さらに実際の施工例もあわせてご紹介します。
住まいの中にデザインのアクセントを加えたい方は、ぜひ参考にしてみてください💁♀️
目次
タイルのメリット・デメリットを解説!|高級感と機能性の両立、注意点
タイルのメリット・デメリットを解説!|高級感と機能性の両立、注意点

おしゃれな空間をつくるうえで人気の高いタイルですが、その素材ならではの特徴があります。ここではタイルを取り入れることで得られる具体的なメリットと、後悔しないために知っておくべきデメリットの両方をご紹介します💡
タイルのメリット【デザイン性・機能性】
タイルは使うだけで高級感を与えたり、清潔感を与えたり、デザインが光るアイテムです。また、機能面でも優れており、他の建材にはない特性を持っています。
まず、デザイン面では素材のバリエーションが豊富で、例えば、リビングの床にグレーの大判タイルを使うとホテルライクな空間に、洗面の壁面にカラフルなモザイクタイルを使えばやさしい空間にすることができます。大きさ、色、天然石風や木目調など選択肢がたくさんあるため、自分の好みの雰囲気に合わせることができます。
次に、機能面では紫外線や傷に強く、耐久性や耐水性に優れているため美しさが長持ちします。屋内にも屋外にも使えて掃除がしやすいため(※素材による)、水回りの清潔感を長く保ちたい場所にもタイルは最適です。
このように、タイルは単なる建材ではなく、デザインと機能の両方で好みの家をつくることができる優れたアイテムとも言えます。
タイルのデメリット【快適性・初期費用(コスト)・手入れ】
タイルにはあらかじめ知っておきたいデメリットも存在します。ここでは3つご紹介します。
一つ目は、快適性です。季節限定ですが、冬に冷たさを感じやすいので注意が必要です☃️そのため、手や足に触れる部分にタイルを使う場合は、スリッパやラグを使用したり、床暖房を導入したり、対応策を検討する必要があります。
二つ目は、施工費や手間がかかる点です。タイルを貼るには専門的な技術が必要なため、クロスやフローリングに比べて、初期費用が高くなる傾向があります。そのため、見積り時に予算をしっかり確認する必要があります。
三つ目は、目地の汚れなどでメンテナンスの手間が発生する点です。タイル自体の表面は掃除しやすいですが、目地(タイルとタイルの隙間)は汚れがたまりやすいです。そのため、防汚コーティングの検討や、汚れが目立たない濃い色の目地材を選ぶなど、対策を取る必要があります。
タイルは、デザイン性と機能性の両面で大きなメリットをもたらし、住宅に高級感や清潔感を与え、耐久性の高さから美しさを長く保つことができる優れた建材です。一方で、冬場のひんやり感や、初期費用の高さ、目地のメンテナンスの手間といったデメリットも存在します。後悔なくタイルを取り入れるためには、これらの特性をあらかじめ理解し、予算やライフスタイルに合った選択をすることが重要です✍️
貼り方で変わるタイルの印象|芋目地、馬目地、ヘリンボーン

タイルのデザイン性を最大限に引き出すのが貼り方です。同じ色や素材のタイルでも、目地の通し方を変えるだけで、空間の雰囲気は劇的に変化します。3つの代表的な貼り方について、それぞれの特徴と空間に与える印象の違いを詳しく解説します。
芋目地(いもめじ)貼り|整然としたシンプルな印象に

芋目地貼りは、縦と横の目地をすべて直線で揃えた貼り方で、通し目地とも呼ばれています。芋目地と言われる理由は、規則正しく並んでいる様子が、芋の根が地中を規則正しく伸びていく様子に似ているからだそうです🥔🍠
この貼り方はスクエア型や長方形のタイルで採用されることが多く、目地のラインが強調されるため、目地とタイルの色を揃えるとよりシンプルになり、別の色にすると引き締まった印象になります。また、タイル自体の模様を邪魔せずにきれいに見せる場合にも適しています。
芋目地は、空間にすっきりとした印象を与える、最もベーシックな貼り方です。
馬目地(うまめじ)貼り|動きが出てリズム感のある印象に

馬目地貼りは、タイルの列を上下で半分ずつ、または一定の幅でずらす貼り方で、破れ目地やレンガ目地とも呼ばれています。馬目地と言われる理由は、馬が歩いた足跡が交互になっている様子に似ていることに由来するそうです🐎
この貼り方は長方形のタイルで採用されることが多く、視覚的に心地よいリズム感と動きを生み出すのが特徴で、アクセントをつけたいときにぴったりです。また、縦の目地が一直線にならないため、構造的な強度を出しやすいというメリットもあります。
馬目地は、カジュアルで温かみのある雰囲気をプラスする、人気の高い貼り方です。
ヘリンボーン貼り|立体感が出て空間を華やかにする印象に

ヘリンボーン貼りは、長方形のタイルをV字型に組み合わせる貼り方で、日本では杉綾(伝統的な織物の柄)や矢筈と呼ばれる模様と同じ感じです。ヘリンボーンは「魚(ニシン)の骨(Herringbone)」に似ていることに由来するそうです🐟
この貼り方はダイナミックな模様が空間を華やかにします。海外のカフェのようなおしゃれな雰囲気にも、重厚感を醸し出すアクセントにもなります。
ただし、他の貼り方に比べて施工に手間と技術が必要なため、初期費用が高くなる場合があります。また、広い空間やポイント的な使用がおすすめで、目地の線が多くなる分、狭い空間で使うと圧迫感につながる可能性がある点にも注意が必要です。
ヘリンボーンは、コストや施工の手間をかけても、ワンランク上の個性的でおしゃれな空間を実現したい場合に最適な、インパクトのある貼り方です。
タイルを選ぶ際は、色や素材だけでなく、貼り方の違いも理解して目指す空間の雰囲気に適したパターンを選びましょう。おしゃれなコーディネートを成功させるためのポイントとなります。
おしゃれに見せるタイルコーディネート実例
タイルの魅力は分かったものの、「自分の家ではどこに使えばいい?」「どんな種類が合う?」と迷う方も少なくないはずです。ここでは、場所ごとのタイルの選び方と、おしゃれに見せるためのコーディネート実例をご紹介します。タイルを取り入れたおしゃれな空間を見ていきましょう!
玄関ポーチ|素材感で上質に魅せる

玄関ポーチは家の顔となる部分であり、タイルの素材感を活かして上質な印象を与えつつ、汚れや摩擦に強い耐久性のあるものを選ぶことが重要です。紫外線や雨風にさらされる上、靴についた土や砂利で摩擦が起きるため、耐久性や耐水性が必須です。また、濡れたときに滑りやすい素材のものは危険なので絶対に避けましょう。
玄関ポーチは家の印象を左右する重要な要素ですが、デザインだけでなく素材や機能面でも適したタイルを選ぶのがおすすめです。
キッチン|壁にアクセントをプラス

キッチンは、毎日使う場所だからこそ、油や水が飛び散る汚れやすさへの対策と、インテリアのアクセントとしての役割を両立させることがポイントです。特にコンロ周りやシンク前の壁にタイルを貼る場合は、耐水性・耐熱性に優れ、油汚れを拭き取りやすい表面がツルツルした素材を選ぶことが必須となります。馬目地で貼ると、カフェのようなカジュアルでおしゃれな雰囲気に仕上がります。また、あえてカラフルなモザイクタイルをアクセントとして部分的に使用すれば、デザイン性を一気に高めることができます。
キッチンにタイルを取り入れる際は、機能的なお手入れのしやすさと、好みの雰囲気に合わせたデザイン性の両方を考慮して選ぶのがおすすめです。
トイレ・洗面所|小さな空間にこそ遊び心を

トイレや洗面所は比較的狭い空間だからこそ、大胆な柄や色のタイルを選び、個性的で特別な雰囲気を演出するのに最適です。広いLDKでは取り入れにくい、個性的なデザインに挑戦しやすい場所とも言えます。
水や湿気にさらされる洗面所では、耐水性に優れたタイルが欠かせません。トイレでは、面積が小さい分、個性的なタイルで思い切り遊び心を取り入れ、気分が上がる空間づくりをするのがおすすめです。
タイルをおしゃれに快適に取り入れるためには、場所ごとの機能性とデザイン性の両立が重要です。その素材感や貼り方を工夫することで、家全体のデザイン性を格段に向上させることができます。
まとめ
今回は、タイルのメリット・デメリット、貼り方、実例をご紹介しました。タイルの選び方や貼り方ひとつで、住まいの印象は大きく変わります。ぜひ、この記事を参考に、ご自身のライフスタイルや目指すイメージにぴったりのタイルを見つけて、機能性と美しさを兼ね備えた特別な空間づくりを楽しんでみてください✨
素敵なふつう
今回使用した画像は、イチマルホームが実際に担当させていただいた住宅です。
イチマルホームは岡山県内全域での施工実績があります。些細なことでも、気になる点がございましたら、お近くの店舗(赤磐店・岡山店・総社店・倉敷店がございます)にお電話やメール、SNSでのご連絡等で、お気軽にご相談ください!いっしょに考える総合的なお手伝いをさせていただきます。
2025.12.04
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