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照明で魅せるおしゃれ空間のつくり方|注文住宅で失敗しない照明計画
こんにちは。広報の中村です!
イチマルホームの施工事例を見ていると、お部屋の雰囲気は照明ひとつでぐっと変わると感じました。明るさを確保するだけではなく、光の色や置き方などでおしゃれに見えたり、落ち着ける空間になったりします。場所ごとにぴったりの照明を選ぶと、とてもおしゃれなお家になります✨
この記事では、照明を選ぶときのポイントやタイプ別の特徴、おしゃれに見せるアイデア、実例までまとめてご紹介します。このブログがおしゃれな空間づくりの参考になれば幸いです😊
目次
照明を選ぶときのポイント
照明はただ明るければいい、というわけではありません。光の色や明るさ、デザインのバランスによって、お部屋の印象は大きく変わります。ここでは、照明を選ぶときに意識しておきたいポイントを5つご紹介します。
明るさを部屋の広さに合わせる
照明は部屋の広さに合った明るさを選ぶことが大切です。
明るすぎても落ち着かず、暗すぎると不便です。部屋の広さや用途に合わせて明るさを調整すると、快適な空間になります。
照明の明るさを表す単位には「ルーメン(lm)」があります。ルーメン数が大きいほど光が強く、部屋を明るくできます。目安として、6畳で約2,000〜3,000lm、12畳のリビングなら約3,000~4,000lmが適切と言われています。
部屋の広さに合ったルーメン数を意識して照明を選ぶことで、明るすぎたり暗すぎたりといった失敗を防ぐことができます。部屋の用途によって必要な明るさが変わるので広さとルーメンをセットで考えるのがおすすめです。
光の色(色温度)の使い分け
昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色の5つに分類されていて、部屋ごとに使い分けることで、空間の雰囲気をぐっとおしゃれに演出できます。
光の色=色温度は、「落ち着いた雰囲気」や「集中できる明るさ」など、与える印象を大きく左右します。用途に合わない色温度を選ぶと、くつろげなかったり作業がしづらくなったりしてしまうのです。
たとえば、リビングや寝室にはあたたかみのある電球色がおすすめです。リラックスしやすい雰囲気をつくってくれます。一方で、勉強や仕事をする書斎などには、白っぽい昼白色や昼光色が向いています。視認性が高く、集中力をサポートしてくれる効果があります。キッチンでは昼白色がおすすめで、昼光色では青みが強く料理の色味が少し不自然に見えることもあるためです。
このように、空間の用途に合わせて色温度を選ぶだけで、空間のおしゃれさと快適さの両方を実現できます。
配置のバランス
照明は数やデザインだけでなく、配置のバランスを考えることで心地よい空間をつくることができます。
光が一か所に偏ると、部屋の一部が明るすぎたり暗すぎたり、居心地が悪くなることがあります。バランスよく配置すれば、ムラなく明るさを確保できるだけでなく、部屋に立体感や奥行きを出すこともできます。
たとえば、リビングでは天井のシーリングライトだけでなく、フロアランプや間接照明を組み合わせると、光が分散して落ち着いた雰囲気になります。ダイニングなら、テーブルの真上にペンダントライトを下げ、周囲にダウンライトを配置すると「食卓を中心にしたやさしい光の輪」ができ、自然と家族が集まる空間になります。
ライフスタイルに合う機能を選ぶ
照明を選ぶときは、生活スタイルに合った「機能性」も大切なポイントです。最近は便利な機能を持った照明が増えており、暮らしをより快適にサポートしてくれます。
たとえば、リモコンやスマートフォンで操作できる調光・調色機能付きの照明なら、シーンに合わせて簡単に光の雰囲気を切り替えられます。映画を観るときは少し暗めに、食事のときは明るく、寝る前はあたたかみのある光にと場面に合わせた調整が可能で、この照明ひとつで広く対応が可能です。
また、人感センサー付きの照明は、廊下や玄関におすすめです。人が近づくと自動で点灯し、離れると消灯するため、夜間の移動が安全になるうえ、消し忘れ防止にもつながります。
他にも、スマート照明やタイマー機能、省エネ性能などなど、家族の生活リズムや習慣に合わせて機能を選ぶことで、毎日の暮らしがより快適で心地よいものになります。
インテリアとのデザイン性を揃える
照明は明るさを確保するだけでなく、空間の雰囲気を左右するインテリアの一部でもあります。家具や床材、壁紙との相性を考えてデザインを選ぶことで、統一感のあるおしゃれな空間を演出できます。
たとえば、木目を基調としたナチュラルテイストのリビングには、あたたかみのある木製シェードやファブリック素材の照明がよく合います。一方、モダンな空間には、ガラスやメタル素材を使ったシンプルでシャープなデザインの照明がおすすめです。
また、ペンダントライトやブラケットライトなどは、デザイン性が高いため空間のアクセントにもなります。ダイニングには印象的なペンダントライトを取り入れると、食卓が華やぎ家族やゲストを迎えるシーンにも映えること間違いなしです。
このように、インテリアと照明のデザイン性を揃えることで、ただ明るいだけでなく「居心地が良く、見た目にも美しい空間」に仕上げることができます。
照明器具のタイプと特徴
照明には天井に取り付けるものや壁付け、置き型など、さまざまなタイプがあります。それぞれには特徴があり、使う場所や目的に合わせて選ぶことで、部屋の雰囲気や使い勝手が大きく変わります。まずは、主要な照明器具の種類と特徴をおさえて、自分の暮らしや好みに合った照明選びに活用してください。
シーリングライト
シーリングライトは、天井に直接取り付ける照明で、部屋全体を均一に明るく照らすのに最適です。
リビングや寝室、子ども部屋など、広い範囲を照らす必要がある場所では、天井からの光が全体に届くことで、ムラのない明るさを実現できます。
例えば、12畳のリビングなら、ルーメン数が4,000〜5,000lm程度のシーリングライトを設置すると、自然で快適な明るさが確保できます。LEDタイプなら消費電力も抑えられ、省エネ効果も期待できます。また、調光・調色機能付きのものを選ぶと、昼間は明るく、夜はやわらかい光でリラックス空間に変えることも可能です。
シーリングライトは、部屋全体を効率よく照らす定番照明です。広さや用途に合わせた明るさや機能を選ぶことで、快適で居心地の良い空間を効率よく作れます。
ペンダントライト
ペンダントライトは、天井からコードやチェーンで吊り下げる照明で、空間にアクセントを与えつつ、手元や特定の場所を集中的に照らすのに向いています。
光を下方向に集めやすいため、ダイニングテーブルやキッチンカウンターなど、作業や食事をする場所をしっかり照らせます。また、デザイン性が高くインテリアの印象を大きく変えられるのも魅力です。
例えば、ダイニングテーブルの上に3灯のペンダントライトを等間隔に配置すると、料理が美しく映え、食卓がより華やかな雰囲気に。北欧風やカフェ風など、シェードの形や素材を選べば、空間のテイストを簡単に演出できます。さらにLED電球を使えば、省エネと長寿命も両立可能です。
ペンダントライトは照らすと飾るを兼ね備えた照明器具です。空間の雰囲気づくりに大きな役割を果たします。
ダウンライト
ダウンライトは天井に埋め込むタイプの照明で、空間をすっきり見せながら必要な場所をピンポイントに照らせるのが特徴です。
天井面がフラットになるため圧迫感がなく、部屋を広く感じさせます。また、光の向きを調整できるタイプもあり、壁面やインテリアを効果的に演出できます。
リビング全体を明るくしたい場合は複数のダウンライトを等間隔に配置します。読書コーナーには少し明るめのライトを集めるなど、シーンごとに配置を工夫できます。玄関や廊下にも取り入れると、スッキリとした印象に仕上がります。
ダウンライトはシンプルな照明で空間を広く見せたいときに最適。
組み合わせ次第で、実用性とデザイン性を両立できる万能な照明器具です。
スポットライト
スポットライトは、光を一点に集中させて照らすことで、インテリアや空間にメリハリを生み出す照明です。
光の向きを調整して、壁や絵画、観葉植物などを際立たせたり、必要な場所だけを明るくしたりできます。全体照明としてだけでなく、アクセント照明としても活躍します。
リビングでは壁に飾ったアートや家族写真を照らすことでギャラリーのような雰囲気に。
ダイニングテーブルをピンポイントで照らせば、料理が美しく見えます。
また、レール式のスポットライトを使えば、後から位置や角度を簡単に変えることも可能です。
スポットライトは見せたい場所を引き立てるためにぴったりの照明です。空間に立体感や表情を加えるアイテムとして、ぜひ取り入れたい選択肢です。
フロアライト・テーブルライト
フロアライトやテーブルライトは、補助照明として空間に温かみと落ち着きを与えるアイテムです。天井照明だけでは明暗がはっきりしすぎてしまうことがありますが、足元や手元にやわらかな光をプラスすることで、居心地のよい雰囲気になります。また、持ち運びや設置が簡単な点も魅力です。リビングのソファ横にフロアライトを置けば、くつろぎながらの読書にちょうどいい明るさに。ベッドサイドにテーブルライトを置けば、寝る前のリラックスタイムを快適に過ごせます。光量を調整できるタイプを選べば、シーンに合わせた演出も可能です。
フロアライトやテーブルライトは、部屋の主役ではなくても暮らしを豊かにする大切な脇役。インテリア感覚で選ぶことで、機能性とデザイン性を兼ね備えた空間づくりができます。
おしゃれに見せる照明アイデアと実例
ここからはおしゃれな空間づくりに役立つ実例をご紹介します!
左上
部屋タイプ:寝室
照明の種類:スポットライト、ラインライト
複数の照明を組み合わせてやさしく照らすことで、明るすぎず落ち着きを感じられる空間になります。異なる場所を照らしているため、立体的な印象も与えます。光が直接顔に当たらないようにすることがポイントです。
右上
部屋タイプ:子ども部屋
照明の種類:ペンダントライト
チェック柄の壁紙と合わせて、可愛らしい印象のシェードを選ぶことで部屋自体も可愛い印象になります。デザインにもこだわって選ぶことでお部屋の雰囲気を統一感のあるものにすることができます。
左下
部屋タイプ:その他(階段・廊下)
照明の種類:ペンダントライト
シンプルな空間にはデザイン性のある照明を選ぶことで、のっぺりとした印象を与えないようにすることができます。華やかさがプラスされるデザインのため、”垢抜けた”雰囲気になります。
右下
部屋タイプ:トイレ
照明の種類:ブラケットライト(壁掛けライト)
透明なガラスのシェードに凹凸があるデザインで、光が波のような形になります。主張しすぎず、地味すぎず、雰囲気を崩すことなく程よいおしゃれさをプラスします。
先日Instagramに【特集 個性あふれる照明】を投稿しているのであわせてご覧ください😉
まとめ
今回はお部屋の雰囲気を大きく左右する照明についてご紹介しました。明るさ・色温度やデザインなどで部屋との調和を取り、遠隔操作など機能面も考えて選ぶことでより快適に過ごすことができます。置き方を変えるだけでも印象は変わるので、どこにどんな照明を置くかしっかり考えておしゃれな空間づくりを楽しんでください😊
HPの施工事例にも参考になるお家がたくさんあるので、ぜひ見てみてください!
素敵なふつう
今回使用した画像は、イチマルホームが実際に担当させていただいた住宅です。
イチマルホームは岡山県内全域での施工実績があります。些細なことでも、気になる点がございましたら、お近くの店舗(赤磐店・岡山店・総社店・倉敷店がございます)にお電話やメール、SNSでのご連絡等で、お気軽にご相談ください!いっしょに考える総合的なお手伝いをさせていただきます。
2025.09.18
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