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家づくり初心者のための窓選び超入門
こんにちは。広報の中村です!
先日、初めて建設中の住宅やモデルハウスの見学に行きました。業界未経験の私にとっては新しい発見ばかりでした。その中でも特に印象に残ったのが「窓」でした。窓ひとつで家の居心地が大きく変わるのか…!と
今回は、超初心者の私が学んだ「窓選び」についてご紹介します✨
先日、Instagramに【特集 生活に寄り添う窓】を投稿しました。いろんな種類の窓の写真をプチ解説といっしょに載せています。ぜひご覧ください💁♀️
目次
窓の役割とは
採光
通風
景観・外とのつながり
プライバシーや防犯への配慮
断熱・省エネへの影響
窓の種類
引き違い窓
縦すべり出し窓
横すべり出し窓
FIX窓(はめ殺し窓)
丸窓・アーチ窓
上げ下げ窓
窓の位置・大きさで変わること
まとめ
素敵なふつう
窓の役割とは
窓はただ家の外と中をつなぐものと思われがちですが、実は快適な暮らしや住まいの性能に大きく影響する重要なパーツです。ここでは、主な5つの役割をわかりやすくご紹介します。
採光
窓のいちばんの役割は、自然光を家の中に取り込み、室内を明るくすることです。適切な位置に配置することで、昼間は照明いらずで明るく過ごせる空間になります。照明がいらないということは、省エネ効果が期待でき、エコで経済的な暮らしにつながります。また、太陽の光は心理的な健康にも良い影響を与えるため、快適な暮らしにもつながります。
ポイントは、
・南向きの窓は日当たりがよく、明るいリビングにぴったり
・東向きの窓は朝日が入り、寝室におすすめ
などがあります。
窓の位置や部屋の場所、目的に合わせて配置することが大事です。まずは、採光を重視して配置やサイズを決めることが重要です。
通風
通風とは、窓を開けることで新鮮な外の空気を取り入れ、室内のこもった空気を外に逃がすことを指します。これにより、自然な換気が実現し、室内の空気が常に新しく保たれるため、健康的で快適な住環境をつくることができます。これを意識した設計にしておくと、エアコンなどの冷暖房の使用を減らすことにもつながり、省エネ住宅づくりには欠かせません。
ポイントは、
・向かい合う窓を設けると、風の通り道ができる
・高い位置に小窓をつけることで、上にこもる熱気を逃がせる
などがあります。
効率よく換気が行えるような配置も気にかけましょう。最近では、ウインドキャッチ連窓という窓も注目されています。風の入口と出口がひとつの窓だけで作られるため、効率的な換気が実現します。なんと、換気効率を3倍に高めるとも言われています。(※環境によって差があります…!)
景観・外とのつながり
窓があることで、家の中から庭や空、街並みなどの風景を楽しむことができます。特に、大きな窓や、低い位置にある窓(地窓)などは、外とのつながりが感じられるため、開放感があります。
ポイントは、
・リビングから外が見えると、空間が広く感じられる
・吹き抜けの高窓から空を見上げるのも人気
などがあります。
窓から見える景色を考えることで、家の中にいながら開放感を味わえ、過ごしやすい空間になります。
プライバシーや防犯への配慮
窓は、プライバシーの保護や防犯性などにも大きく影響します。道路に面した場所やお風呂・トイレなどは、外からの視線を遮りつつ、採光・通風を意識する必要があります。見えにくさと安心感を両立する工夫が必要です。
ポイントは、
・すりガラスや高い位置の窓で見られないように
・防犯ガラスや面格子を組み合わせて防犯対策
などがあります。
防犯面でも窓選びは重要です。実際、泥棒の侵入経路としてもっとも狙われやすいのがまどです。補助錠なども使用するとより安心感があります。安心に暮らすためには必ずこのような配慮が必須です。
断熱・省エネへの影響
窓は熱の出入りが最も多い場所でもあります。そのため、家の断熱性能と省エネ性能に大きな影響を与える重要な部分です。断熱性の低い窓では夏は暑さが室内に入り込み、冬は暖房の熱が逃げてしまいます。その結果、暖房効率が悪くなり、光熱費が高くなる原因にもなってしまいます。適切なガラスやサッシを選ぶことで、夏の暑さや冬の寒さを防ぎ、省エネにもつながります。
ポイントは、
・複層ガラスやLow-Eガラスで断熱性能アップ
・樹脂で熱を伝えにくく、結露を軽減
・外の熱をカットすることで、空調の効率が良くなり光熱費の節約
などがあります。
使用するガラスやサッシの種類によっても生活に影響があることをおさえておきましょう。窓の断熱性能を上げることで冷暖房に頼りすぎない快適な室内環境が実現します。
📌ちなみに…
イチマルホームでは、YKK AP株式会社のAPW330を標準仕様として採用しています。樹脂フレームとLow-E複層ガラスが使われているため、熱の出入りを抑えて一年中快適に過ごすことができます。
このように、窓の役割は様々な快適さに影響を与える多くの役割を担っていることがわかります。単なる外とのつながりだけでなく、明るく心地よい空間づくり、省エネや防犯性の向上にも大きく貢献します。なんとなく選ぶのではなく、「どう暮らしたいか」「部屋ごとの用途」から逆算して考えることが大事です。
窓の種類
窓には様々な種類があり、それぞれ使い方や特徴が違います。見た目だけでなく、開き方や使う場所に合った窓を選ぶと、より快適な住まいになります。代表的な窓の種類を6つご紹介します。
引き違い窓
横にスライドして開閉する窓です。もっとも一般的で操作が簡単です。大きな開口部を確保できる特徴があります。リビングや和室などに向いています。
縦すべり出し窓
窓の縦方向の辺を軸に、外側に向かってすべり出すように開く窓です。窓を開けたときに風を取り込みやすい特徴があります。キッチンやトイレ、洗面所などに向いています。
横すべり出し窓
窓の横方向の辺を軸に、外側に向かってすべり出すように開く窓です。開いた窓が庇(ひさし)のようになるため、雨を気にせずに空気の入れ替えができるのが特徴です。洗面所や浴室、階段などに向いています。
FIX窓(はめ殺し窓)
開閉できないように窓枠にガラスが固定されている窓です。採光や眺望を最大限に活かすことができるのが特徴です。吹き抜けや玄関、外観のアクセントなどに向いています。
丸窓・アーチ窓
一般的にはFIX窓と同じように開閉できない物が多いですが、回転やスライドさせることで開閉できるタイプもある窓です。和モダンな雰囲気が特徴です。和室や玄関ホール、アクセントなどに向いています。
上げ下げ窓
上下にスライドさせて開閉する窓です。欧米の住宅などでよく見られ、洋風な雰囲気を作り出すことができるのが特徴です。近年では、日本の住宅でも取り入れられることが増えています。子ども部屋や廊下などに向いています。
窓の種類は多岐にわたり、それぞれ特徴や適した設置場所が異なります。窓は、風の通り方や安全性、断熱性、使いやすさなど、暮らしに影響する要素と深くかかわっています。それぞれのメリットを理解した上で、この場所で「どのような使い方をしたいか」という視点で選ぶことが大切です。
窓の位置・大きさで変わること
窓は、どこにどれくらいの大きさで設けるかによって、明るさや開放感、プライバシーの確保にまで大きく関わります。位置やサイズにもこだわることで、暮らしの質がアップします。同じ部屋でも、窓の場所やサイズが違えば、明るさ・風通し・居心地がまったく異なります。適切な配置にすることで、暮らしやすさとデザイン性を両立させることができます。
例えば、高い位置の小窓は外からの視線を遮りつつ、明るさを確保でき、トイレや洗面所など、プライバシーが気になる所に向いています。低い位置の窓は庭の植栽が見えるなどで落ち着いた雰囲気を出すことができます。和室や玄関などにおすすめです。大きな掃き出し窓(室内の床とほぼ同じ高さに設置された窓)は、リビングと外がつながるため、開放感がアップします。光もたっぷり入るのでより明るい印象になります。
このように、窓の位置と大きさは、部屋の印象や暮らしの快適さに大きな影響を与える要素です。窓の役割を考えながら位置とサイズにもこだわることが、後悔しない家づくりのポイントです。
まとめ
今回は、窓が暮らしに深く関わるパーツということをご紹介しました。ご紹介した窓以外にも種類があり、使用するガラスの材質によっても見た目や役割に変化があります。窓の役割を知った上で、生活スタイルや好みに合う窓選びの参考になれば幸いです🙆♀️◎
素敵なふつう
今回使用した画像は、イチマルホームが実際に担当させていただいた住宅です。
イチマルホームは岡山県内全域での施工実績があります。些細なことでも、気になる点がございましたら、お近くの店舗(赤磐店・岡山店・総社店・倉敷店がございます)にお電話やメール、SNSでのご連絡等で、お気軽にご相談ください!いっしょに考える総合的なお手伝いをさせていただきます。
2025.08.07
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